2010年4月2日金曜日

Thousandのススメ

Thousandとは、SRCでKOKA氏が開発されたフリーで遊べる戦略シミュレーションゲームです。
2007年からちょくちょく3年をかけて、コンスタントに開発し、2009年末に完結したようです。

SRCはこちら。
http://www.src.jpn.org/

Thousandはこちら。
http://chargekoka.nobody.jp/html/game3.html

僕も3年前ぐらいからはじめて、1年ごとぐらいに最初からまた更新された章を遊び、ようやく僕の中でもThousandというゲームが完結しました。

未完全燃焼であった物語を完結させてくれた事を賞して、ブログを立ち上げました。

もしあなたが、スーパーロボット対戦やファイヤーエンブレムのようなゲームが好きなのであれば、SRCとThousandをダウンロードして、遊ばれる事をお勧めします。

以下、Thousandの魅力を紹介します。

- ストーリー性
作者が最初から描いていたと思われるストーリーが繋がって、終始展開されます。
僕は、戦略物が好きなのであって、ストーリーは飛ばしてしまう事が多いのですが、Thousandは一度も飛ばす事なく、読み切りました。

アルスラーン戦記がファンタジーでは好きなのですが、王道中の王道を行くアルスラーンと対照的な感じであったとだけ言っておきます。個人的には、斬新でした。

- バランス・難易度
バランスも割と良好だと思います。あまり探索(パワーレベリング手段)をしなければ、一般兵もそれなりに活躍し、イベントを除いては、1ユニットだけで無双する事は難しいでしょう。
(もう少し回避の重要性を下げて、装甲の重要性をあげても良かったかも知れないですが)

探索は、通常クリアができない方への救済処置であり、レべリングして、敵に挑むというレベリングゲームが好きな方への配慮だと思うので、そちらもあくまで頭を捻って勝ちたいという戦略好きの方は、使用しないようにすれば良いでしょう。

- 自由度
ストーリーは、一本筋のようですが、一章一章での戦略の自由度は高めだと感じました。
パワープレイに走る事もできるし、時間をかけて、完璧な勝利を目指す事もできます。
戦闘後の報酬も、どちらのプレイでも良いように、工夫されていて、バランスが自由度を生んでいると言えます。

育成もSRCというフレームワークの上に乗っているにも関わらず、独自の自由なシステムで組まれています。レベル上昇時のステータスの振りが自由なのです。ステータスの重要度にやや偏りがあり、バランスに若干問題を生じさせていると思いますが、それでも自由な方がゲームとして面白く仕上がっているでしょう。

- 独自性
先ほども言いましたが、フレームワークの上で動作するゲームにも関わらず、多くの拡張がされ、非常に独特なゲームになっています。独特であるという事は、新鮮なことで、それ自体が面白い事です。

- やりこみ性
周回プレイや探索、レアアイテムと多くのやりこみ性を残しています。探索なしでプレイした場合ですが、クリアしてもレアアイテムの1/10も埋まりませんでした。僕は、戦略ゲームがしたいのであって、やりこみ性を求めていないので、放置しますが、やりこむのが好きな方は、大変満足できると思います。

ストーリー的にもやりこみ性があったら、僕も何度も周回プレイを繰り返しているかも知れません。(戦闘結果によってストーリーが変化するなど。変化するのかも知れませんが、僕が遊んだ限りでは見つけられませんでした。)

通算300ぐらいはフリーゲームを齧っていると思いますが、トップ3に入るゲームです。

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